「ろくべえ まってろよ」
灰谷 健次郎 (著), 長 新太 (イラスト) 出版社: 文研出版 ISBN: 4580813936 ; (2005/02) |
ここしばらく忙しくてココログの記事更新もままならないくらい時間に追われるようになってしまったσ(^^;)ですが、この生活はまだもう少し慣れるまで続きそうです。自分なりのリズムが掴めるようになれば、もう少し余裕ができるとは思うのですが・・・。 いまだ書きかけのまま完成していない記事がいくつかあるので、それは追々書いていくつもりではいます。
わたし個人のことは置いといて。
今日は、久々にある絵本について書いてみようと思い、しばらくぶりに記事をアップしようと思います。
タイトルの絵本についてです。
今日なぜこの記事を書こうかと思ったかと言うと、あるニュースを目にしたからです。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20050626i504.htm
その記事は、読売新聞のものです。
掲載期限が切れると見られなくなるかもしれないので、以下に引用します。
絵本作家の長新太さん死去 絵本作家の長新太(ちょう・しんた、本名・鈴木●治=すずき・しゅうじ)さんが25日、中咽頭ガンのため東京都内の病院で死去した。77歳。(●は「秋」の下に「手」) 告別式は7月1日午前9時半、品川区西五反田5の32の20桐ヶ谷斎場。喪主は妻、フミさん。自宅は公表していない。 1958年に絵本を初出版してから、ナンセンスとユーモアのある作品をカラフルで暖かみのある配色で描き、これまでに400冊以上を発表した。代表作は「おしゃべりなたまごやき」「キャベツくん」「ゴムあたまポンたろう」など。読売国際漫画大賞の選考委員も務めていた。 (読売新聞) - 6月26日13時24分更新 |
その記事を目にして、わたしは、長新太さんが絵を担当なさった絵本を持っていたことを思い出しました。
学生の頃、教育実習で幼稚園に行った時に、実習生が交代で毎日帰りに必ず絵本の読み聞かせをするという時間がありました。一クラスに5~6人の実習生がいたので、1週間に1度は必ず当番が回ってきました。実習は1か月ほどで毎回何を読もうかな~と悩みましたが、その悩んで選んだうちの1冊がこの「ろくべえ まってろよ」でした。
幼児(3~6才児)への読み聞かせというのは、本を選ぶのが実は意外に難しくて、わたしはわたしなりにいくつかのポイントを絞って選んでいたのですが、そのポイントに合う絵本はなかなかなくて苦労しました。
読み聞かせ用の本と自分の好きな絵本というのは、ちょっと別物なのだということをこの時気づきました。わたしは、それまでは、絵が綺麗なものが好きで永田萠さんや津田直美さんなどの絵本が好きで持っていたのですが、それは必ずしも子どもに向けたものではなくて、どちらかと言うとわたしが持っていたのは「大人のための絵本」ばかりでした。
そこで、わたしが読み聞かせのために必要かなと考えたポイントは以下の5つ。
1.絵に魅力がある・・・綺麗なだけじゃダメ!迫力や面白さが必要!
2.ハナシが単純なこと・・・登場人物が多すぎず、複雑な舞台設定はハナシが掴みにくい
3.言葉が分かりやすい・・・年齢に合ったもので普段使い慣れている言葉の方が親しみが沸きやすい
4.絵がごちゃごちゃしていないこと・・・まとまった人数への読み聞かせは、絵が大きくないと子どもが見づらい
5.会話調の言葉遣いで書かれていること・・・読む側としては感情移入して読みやすい
この条件に合ったものを探すというのがマイポリシーでした(笑)
これがなかなか難しくて、そのわたしのこだわり条件に合格して、見事読み聞かせ絵本にこの「ろくべえ まってろよ」も選ばれたという訳です(笑)
ストーリーは、とても単純でほとんどお芝居(舞台演劇)の世界と一緒で、ずっと同じ場所で話が進みます。
台詞も臨場感に溢れていて、読み聞かせする側としても、とても読みやすくて助かりました(笑)
話は、穴の中に犬のろくべえが落ちてしまったといところかに始まります。
どうなることだろうと思いながら、次は?次は?と、話に引きこむ力のある力強い絵も魅力です。
そんな懐かしさを持って今日はこの絵本を取り出して来ました。
長新太さんのご冥福をお祈りいたします。
追記:アマゾンには表紙画像がなかったのですが、探したところ、
↓@nifty Books(bk1)の方には表紙の画像がありましたので、リンク貼っておきます。

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